近代オリンピックの理念から新たな哲学へ
オリンピックスポーツ文化研究 No.1
オリンピズムを普遍的な社会哲学であるとする見解と現代的性格を問題にする見解がある。本稿は現代におけるオリンピズムをH. レンクの哲学をテキストにしてオリンピズムを批判的に解釈し、そのうえで著者の立場から時代に応じたオリンピズムの解釈を行った。現代のオリンピズムは、競技者の神話的解釈から人間の生き方の創造へつながることが導き出された。
p.5~p.16