ハンス・レンク著:オリンピック競技の人間学―オリンピック大会と競技者のための現代哲学に向けてー
体育・スポーツ哲学研究 第28巻2号 (日本体育・スポーツ哲学会) pp.119-134
2006年10月9日に東京で開かれた「スポーツ哲学研究セミナー2006」でのハンス・レンク氏(カールスルーエ大学名誉教授)による講演を編集委員会の依頼で翻訳し掲載したものである。まず、テレビの支配がオリンピックにもたらす影響が指摘され、哲学的人間学の視点からオリンピックはどうあるべきかについて考察がなされる。オリンピック競技者の神話的解釈、競技における創造的に達成する原理が述べられた上で、オリンピックの価値と変革への提言がなされている。
畑孝幸、関根正美
全体の訳文修正を担当、pp.119-134