皮膚冷却刺激が筋出力に与える影響
日本私立医科大学理学療法学会誌 17
膝伸展筋力発揮の前後に主動筋近傍の皮膚を氷嚢を用いて連続的に冷却しすると、冷却開始20分後までは冷却、非冷却側とも筋出力は増加傾向を示し、その後低下した。すなわち冷却刺激初期には求心性入力の増加により冷却側、非冷却側とも中枢性出力が増したが持続した冷却刺激は冷却側何らかの局所的変化を引き起こし効率的な収縮が発揮されなかったと推察された。
今渕雅之、千鳥司浩、小林眞紀、安江由美子、村田薫克、矢澤浩成、勝田治己、西村直記、西山哲成、菅屋潤壹
p.44~p.46