QSART(定量的軸作反射性発汗試験)の意義と問題点
平成9年度長崎大学熱帯医学研究所共同研究報告集
汗腺を支配する交感神経節後線維から放出される神経伝達物質アセチルコリンAchをイオントフォレーシスにより皮膚に投与して軸策反射性発汗を定量的に調べた。温熱性発汗量を決める要素として末梢での反応性より中枢性要因がより重要であること、またはAch以外の他の伝達物質がこれを修飾している可能性が確かめられた。
松本孝朗、小坂光男、菅屋潤壹、西山哲成、西村直記、木村友美、加藤雅子、田井村明博、山内雅毅、李丁範、新城正紀、奎城
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