試合中のボールゲーム選手の客観的位置記録
動きとスポーツの科学(3)、バイオメカニクス学会編1992
ハンドボール国際試合中の全選手(12名)とボールの動きを空間座標として記録し、フォーメーションプレーの解析を試みた。観客席に4台のカメラを配置し競技場内の映像をビデオ記録し、DLT法により、フォーメーションプレー中の攻撃、防御選手とボールの空間座標を得た。ある得点場面における数秒間の各選手の移動軌跡をパスのタイミングに関連づけて分析すると、防御選手のゴールに対して左右方向の位置取りの遅れが攻撃側をシュートに至らしめていることが示唆された。
西山哲成、石井喜八
p.86~p.90