新改良された水中移動運動の測定装置と解析例
日本体育大学紀要 21(1)
ポテンシオメーターを装備した照準器を水球コートの片側、ゴールライン延長上に固定し、その照準器で試合中の1選手の動きを追跡した。三角測量の原理を用いて作製された角特性のソフトを用いて角度データがコート水面上の位置座標に変換された。数名の選手の1試合中の移動軌跡、移動距離、速度の変化が計算され、選手間、ポジション間、経時変化の比較分析が可能となることが示された。特に間欠的に現れる速度のスパイク状波の頻度は、間欠的運動の強さを示すことが示唆された。
石井喜八、當麻成人、西山哲成、原朗、清原伸彦
p.79~p.87