一般人の運動強度設定と実践運動強度の不一致の条件
日本体育大学紀要 20(1)
健康運動初心者に対する運動強度の設定レベルと実践レベルの差を調べることであった。分析対象となった運動は、全身持久力向上のためのジョギング、エアロビックダンス、自転車エルゴメーターおよび筋力アップの種目としてアームカールである。安全かつ有効に運度を指導・実践するために持久運動時には60%Hrmaxの強度を設定したが、テレメトリー装置による心拍数記録の結果、実践する強度に個人の意志が介入する割合が高い運動(ジョギングやダンス)では、設定と実践強度との間に不一致が生じた。
石井喜八、伊坂忠夫、高橋勝美、西山哲成、日比端洋
p.19~p.30