モニター画面上の複数の輝点をリアルタイムに自動追尾し、また座標化できるVideo-tracker装置を用いて、ボールゲームのフォーメーションプレー中のボールと複数選手の移動軌跡を客観的にかつ即時的に記録表示するシステムを構築するために、この測定誤差を調べた。これまでにない大きな空間(20×20×2m)内で認められた誤差は2%以内であり、ゲーム中の選手の動きの記録には充分な精度であることが認められた。フォーメーションプレー中の各選手の移動軌跡及び各選手の移動速度の変化とパス、シュートのタイミングとの関係等が事例的に表出された。