平泳ぎの1ストローク中の速度変化と動作の関係－指導現場への実践的応用

日本体育大学紀要33(2)

泳法指導の方法論として動作分析を用いることの有用性、可能性を検討した。水上からの撮影した動画より頭部、腰部を座標化し、水面に対してトレースし、個人内、個人間の違いを分析した。頭部の上下動をブレーキ力の、腰点の進行方向への移動パターンを推進力の指標として分析した。はたらく力の大きさ、タイミングを分析することができ、実践的な被験者へのフィードバックデータがその日のうちに提示することが可能であった。被験者への説明した結果、技術練習への助けの他、練習に取り組むモチベーションを高める効果もあるとの内省を得た。

河田聖良、小早川ゆり、西山哲成、楠本恭久

ｐ.129～ｐ.137