MRIによる殿部筋群のモーメントアーム測定
第17回日本バイオメカニクス学会大会抄録集
殿部筋群の多くは身体長軸に沿って走行していない。これは筋の機能解剖学的構造の数量化を困難にさせている。本研究はMRI撮影によって得られる水平面画像を三次元再構築し、任意のスライス面を描画させて筋のモーメントアームを計測する方法を提案した。C言語によるプログラムを作成して任意のスライス面画像を抽出した。先行研究にほぼ一致した値が得られた。この研究は、これまで研究してきた身体外部に現れるトルクに対して、内部の機能構造を数量化しようとする試みである。
林恭輔、西山哲成、吉野和芳、佐藤孝之、大石健二
p.43