香港における安定人口の行方-少子化・移民・高齢化をめぐって-(査読付)
学習院大学国際センター 『学習院大学国際センター年報』7号
少子高齢社会においては、安定的な人口を確保するため、出生率と死亡率のみな らず、国際人口移動も含めて考えるべきである。香港の事例を通じて、安定的な人口構造に近い社会を実現するためには、自然増加だけに注目するのではなく、国際人口移動が果たす役割にも注目する必要があることが明らかとなった。少子高齢化問題を考察する際、国際人口移動を積極的に考慮した分析がますます重要 であると考えられる。
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