医原性食道穿孔による縦隔洞炎及び右膿胸の治験例
日本救急医学会関東地方会雑誌20(1)
開業医で胃・十二指腸の精査目的で胃内視鏡を挿入した。その際に上部食道穿孔を生じて、患者は頸部から前胸部痛を生じた。症状が改善せず、その後バリウム造影剤を使用して胃の精査を行ったとき、バリウム造影が縦隔内に漏出し右膿胸と縦隔炎となり、緊急搬入され開胸手術とドレナージ術、頸部食道閉鎖術を施行して集中治療後に救命した症例論文。
肥田誠治、山田将紀、工廣紀斗司、原義明、島村文彦、小川理郎、犬塚祥、益子邦洋
p.272-p.273