子どもの神経―筋調整機能評価の試み～バランス能力と基本的運動能力の測定～

日本体育大学 体育研究所雑誌 第33巻

本研究は、体力テストの神経・筋機能のエネルギー調整系のテストの方法を確立し、幼児の神経・筋機能の発育発達を評価することを目的とした。幼児の形態的特徴と基本的運動能力の性差を検討した結果、立ち幅跳びとの間に有意な相関がみられ、股関節の柔軟性は瞬発力・神経‐筋機能の力発揮に影響を及ぼしていることが考えられた。幼児の遊びと柔軟性の関係は神経－筋機能の協調性機能を開発・改善する可能性が示唆された。

船渡和男、笠井里律子、下獄進一郎、砂川力也、槙野陽介、上野敦史、河田聖良、延国毅、袴田智子、胡遊、高橋流星、山内亮、加賀田直樹、柏木悠、川崎千明、軍場師助、佐藤和哉、水野彰吾

p.104～110