函館圏における幼児の生活習慣と生活環境の年次比較
日本幼少児健康教育学会 第35回大会
本研究は、函館圏の幼児の生活習慣と生活環境に関する縦断的調査を行い、経年変化と幼児の心身の健康を保障する遊び環境について検討した。幼児の日常の生活習慣は調和傾向にあり、生活リズムにも多少の変化がみられた。但し、保護者の幼児の友だちづきあいに関する意識や体づくりに関する志向、遊び環境における遊びの要素等も変容傾向にあることが示唆された。就学前施設は保護者に対し、幼児期の協働的遊びや仲間との関わりの重要性を共有することが子どもの健康を保障することが推察された。
河田聖良,北見好,上野敦史,大石健二