大学体操競技選手における全身関節弛緩性と腰痛の関連性
日本体育大学紀要第46巻第1号 pp.21〜25
本研究では、大学男女体操競技選手116名を対象として、Beighton ScaleにてGJLを評価し、性差及び腰痛との関連性について検討した。その結果、以下の知見が得られた。一つは大学体操競技選手において、女子選手は男子選手に比べ、GJLの得点が有意に高かったこと、そして大学体操競技選手のGJLと腰痛の関連性は認められなかったという結果であった。よって大学体操競技選手における全身関節弛緩性は性差は認めるが、腰痛の発生には影響を与えない可能性が示唆された。
畠田好章、具志堅幸司、瀬尾京子、中瀬卓也、中里浩一、平沼憲治、田原良紀、久保慶東、小山浩司
2.対象および方法 pp.22