“乳幼児揺さぶられ症候群予防プログラム”実践後の初産婦とパートナーの気付きと変化
第46回日本看護学会ーヘルスプロモーションー学術集会抄録集
乳幼児揺さぶられ症候群は子どもの泣きが引き金で起こる虐待として周知され、海外では教育的介入による予防効果が検証されている。しかし、国内では予防的介入の研究が極希少であることから、予防効果検証のための第一段階として、“乳幼児揺さぶられ症候群予防プログラム”を実践することで、初産婦とパートナーにどのような気付きと変化が生じたのかを質的研究により明らかにした。その結果、初産婦には泣きへの対処方法の獲得やSBS予防に向けた意欲や心構えが見られたが、パートナーには育児生活をイメージする機会にはなったが、SBSについては他観的な捉え方であったことが明らかになった。
原沢尚子, 利岡万里子, 櫻井沙知, 内藤智子, 久保絹子, 岡本美和子
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