乳幼児揺さぶられ症候群予防に向けた初産婦への介入プログラムの効果の検討
日本看護学会
泣き止ませ難い子どもの泣きが直接的誘発要因となり、養育者が乳児を揺さぶる乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)に対する予防プログラムを作成した。SBS予防プログラムを産前に実施される両親学級にて実施、初産婦への介入効果について検証を行った。介入の結果、児の泣きに関する知識、自分を落ち着かせる方法、SBSに関する知識に有意な効果が認められた。しかし、泣いた時の対処の工夫、泣かれた時のイライラ感、疲労感については介入効果は認められなかった。
櫻井沙知, 原沢尚子, 利岡万里子, 吉野英莉花, 内藤智子, 久保絹子, 岡本美和子