学術論文

基本情報

氏名 橋本 典生
氏名(カナ) ハシモト ミツオ
氏名(英語) HASHIMOTO Mitsuo

名称

中等症/重症のCOPD患者に対するブデソニド/ホルモテロール配合薬の上乗せあるいは変更が有効であった3症例の経験(査読付)

単著・共著の別

共著

発表年月

2014/11

発表雑誌又は発表学会等の名称

呼吸 33(11)

概要

喘息の長期管理薬として重要な吸入ステロイド/長期間作用性β2刺激薬配合薬(ICS/LABA)は、近年慢性閉塞性肺疾患(COPD)へ治療適応が拡大されており、ブデソニド/ホルモテロール配合薬については本邦でCOPDの治療適応が2012年8月に追加された。筆者らは、チオトロピウムやサルメテロールで治療されているCOPD患者に対してブデソニド/ホルモテロール配合薬を、それら薬剤の代替薬あるいは上乗せ薬として使用し、その有用性について若干の経験を得たので考察を加えて報告する。対象はLAMAまたはLABAを使用中の咳、痰、労作性呼吸困難が残るCOPD患者3名(いずれも60代男性、病期II/III期:2/1名)である。ブデソニド/ホルモテロール配合薬を投与開始して3ヵ月後には健康関連QOLとしてのCOPDアセスメントテスト(CAT)、運動耐容能としての6分間歩行距離、および肺機能(IC、FEV、FEV1pred)は全例で改善した。今回経験した3症例に限っていえばブデソニド/ホルモテロール配合薬はCOPD症状の管理に有用であった。

共著者

金子 由美, 橋本 典生, 中山 勝敏, 桑野 和善

掲載ページ数

pp.  1162-1166,共同研究につき本人担当部分抽出不可能