学術論文

基本情報

氏名 山崎 博和
氏名(カナ) ヤマザキ ヒロカズ
氏名(英語) YAMAZAKI Hirokazu

名称

トランポリン運動の<ストレートジャンプ>の研究

単著・共著の別

共著

発表年月

2000/09

発表雑誌又は発表学会等の名称

日本体育大学紀要30(1)

概要

トランポリン競技の基本運動であるストレートジャンプ(垂直跳び)を動作分析装置を用いて3次元解析を実施した。1)踏切り時間が約0.3秒に対して滞空時間は1.7秒を要した。2)踏み切り期のベッドの沈み込みの深さを体重あたりとし、最大跳躍高を身長あたりにして両者を比較したところ関係はみられなかった。ベッドが弾性体であることと、ベッドの発揮力によるのみでなく、脚伸展パワーが加重していたと推定した。3)全動作中における膝関節角度の変化は踏み込み期には約37°の屈曲が観察された。従来、伸展位で踏み込む動作が強調されていたが、本研究ではこれと異なった。このことは脚伸展パワーが発揮しやすい状態であることを示したといえる。また、跳躍最高点近くになると各被験者が関節角度の微少の変動を示した。空中姿勢のバランス維持のために動員されたものと解した。


踏切り時間および滞空時間が明らかとなった。跳躍有効面の沈み込み・最大跳躍高を競技者の体重・身長で除し結果は、脚伸展パワーが深く関与していることが推察される結果となった

共著者

伊藤直樹、山崎博和、平井敏幸、鈴木雅大、宮本恵美子、石井喜八

掲載ページ数

p.59〜p.64