脳機能計測信号の時空的解析から見たトランポリン競技者の潜在的技術特性の評価
日本体育学会
トランポリン競技者における、技の想起時の脳機能計測信号に着目し、その信号の変化や特徴から先行的に技術習得の可否を予測することを目的として研究を行っている。本研究では、さらに詳細に検討するため空間的な変化の特徴に着目し、時空間解析と統計的な検討を試みた。トランポリンの競技経験を有する競技者を対象とし、光トポグラフィ装置を用いて、トランポリンの演技中に行われる技の局所脳血液量変動を計測した。技は、難易度の異なる3種類を採用した。得られた各計測部位の信号を安静時と想起時で比較検討した。