代表的な神経変性疾患であるパーキンソン病(PD)患者15例とパーキンソン症候群(PS)患者3例に対し、運動療法の延長線上にスポーツを位置づけ、ストレッチ運動やビーチバレーボールなどのニュースポーツを導入し実施した。また、個別プログラムとして、卓球、バドミントン、フリスビーなどをグループ別に行い、巧緻的ゲームやクールダウンのストレッチを含め、約2時間のプログラムで行った。本研究では、運動の前後によるカウンターを用いたタッピング検査15ヶ月間の推移と運動後の身体的・精神的な変化についての自覚症状調査から、運動機能とメンタルヘルスの影響について検討した。