低学年児の運動能力を高めるための方法として、巧みさ(巧緻性)を含んだアクティビティ(アイスブレーキング、リズムダンス、ラインダンス、プレイパーティゲーム、フォークダンス等)に着目し、これらの体験が児童の意識に与える影響と素材の有効性について検討した。対象は横浜市内の公立小学校2年生(107名)、1年生(85名)で、2012年5月〜2014年1月の週1回中休み(約20分)を利用し、学年別にプログラムを実施した。一年間終了時に児童に対し質問紙を用いた意識調査を行なった。
体験したダンスについて両学年ともに70%以上が好きと回答した。テンポ(BPM)が早めで好みの曲には即座に反応し、巧緻的な振付けや難易性が高めのダンスに興味を示すことがわかった。