これまで、自己効力感の高いものは、未経験の事柄に対し課題の遂行結果をポジティブに予測し努力を増大して行動することができ、それらに対処する能力が高く適応的に処理できる期待に影響を与えることが報告されている。
本研究の目的は、様々なレクリエーション要素のある教育キャンプのプログラムに焦点を当て、自己効力感などの変化から教育効果について検討することである。
大学生を対象とした実習において、6種類の活動プログラムを体験させ、体験前後で一般性セルフエフィカシー(GSE)および満足度等の調査を行った。
参加者569名中、338名を有効回答として分析した結果、全体のGSEは変化が見られなかったが、プログラムごとの満足度等調査では、レクリエーション要素の多いプログラムの得点が高く、GSEの向上も著しく見られた。