その他の研究業績等に関する事項

基本情報

氏名 馬場 進一郎
氏名(カナ) ババ シンイチロウ
氏名(英語) BABA Shin-ichiro

翻訳書、学会発表、講演等の名称

伝承遊び「子とろ子とろ」を展開する際に必要な配慮  −大学生の身長高低差に着目して−

その他分類

国内学会発表

単・共の別

発行または発表の年月

2015/12

発行所、発行雑誌等又は発表学会等の名称

第45回日本レジャー・レクリエーション学会

概要

近年、子ども自身が楽しめる主体的な朝の身体活動の実施が注目されている。従って、今後学校現場でのレクリエーションゲームへの期待はより一層高まると予想される。本研究では、学校現場において鬼ごっこの一種である伝承遊び「子とろ子とろ」を展開する際に指導者が必要な配慮をするための参考資料を得ることを目的とした。
対象は大学生男子31名で、ゲーム体験後に質問紙による集合調査を実施した。対象者を、自分の前の人に対して身長が「低い」、「同じか少し高い」(0~5cm未満)、「やや高い」(5~10cm未満)、「高い」(10cm以上)の4群に分類して比較検討した。
結果、「やや高い」群で「手離れ」、「つまずき」、「転び」の発生が一番多く見られた。手が離れたり、つまずいたり、転んだりすれば、そのグループのゲームが早く終わることにつながる。その際、運動に熱中できる時間が短かくなるだけではなく、ケガの発生すら心配される。子どもをなるべく多くの時間ゲームに熱中させ、さらにケガを極力防止するという意味でも、指導者は子どもの身長高低差、特に自分の前の人に対して「やや高い」(0~5cm未満)に注意してグループ編成をする配慮の必要性が示唆された。

共著者等

○佐々木 良輔、馬場 進一郎 [日本体育大学]

掲載ページ数