Effect of high-protein dietary supplement on the performance of 400 meter dash athletes　（査読付）

Journal of PhysicalFitness, Nutrition and　Immunology 9(3)

本研究では、蛋白性物質投与による生体への影響を、特に血液の生化学的検査成績から検討を加えた。本実験では、被験者として大学男子短距離（400ｍ）選手を選び、A群:動物性蛋白質、B群:植物性蛋白質、C群:対照として糖質を各々摂取させた。その結果、実験開始から3カ月後のA群とB群の乳酸値は、C群のそれと比較して有意に低値を示した。したがって、乳酸を筋疲労の指標の一つとして考えるならば、蛋白性物質を習慣づけて摂取することが、生体における、特に筋疲労の蓄積を緩和させる可能性が示唆された。

Kazuhiro SUZUKAWA, Takayoshi OHNISHI, Hiromitsu TANI, Manami KANEKO, Yoko TSUTSUMI, Kazuya YASHIRO, Masuhiko MIZUNO, Tamotsu YAMADA, Katsumi SUGIURA, Shoichi NAKANO

p.164～p.169