慢性疲労の細胞性免疫能への影響 第8報 成熟後に自発または強制運動を開始させたマクロファージ活性
第65回日本衛生学会総会日本衛生学雑誌 50(1)
本研究では、成熟後の11週齢のラットを用い、自由に運動できる水車式回転かごで飼育した自発運動群とトレッドミル走行を行わせた強制運動群とに分け、コントロール群と両群とにおける細胞性免疫能への影響を比較検討した。その結果、強制運動では細胞性免疫能が低下し、自発運動では免疫能が高まることが示唆された。強制運動群でみられた免疫能低下の原因の一つとしてストレスが加わったことによるためではないかと考えられる。
石崎香里、熊江隆、荒川はつ子、内山巌雄、鈴川一宏、伊藤孝
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