成熟ラットにおける強制運動の生理機能-強制運動がラットの腸管壁通過現象に及ぼす影響-
平成12年度財団法人水野スポーツ振興会研究助成研究報告書
本実験では、強制運動を行わせたラットの飜転腸管を用いたin-vitroの腸管潅流装置を使用し、コラーゲンが腸管壁を通過するか否かの実験を試みた。その結果、コラーゲンを粘膜側に添加して30分以内に、ある程度の量が腸管壁を通過することが確認された。しかし、Control群とTraining群との比較では顕著な差がみられず、コラーゲンに関しては強制運動による腸管壁の通過現象への影響は少ないことが予想された。
鈴川一宏、谷浩充、小山内弘和、白土男女幸、中野昭一
p.1~p.15