蛋白性物質の投与による生体への影響
日本運動生理学会第7回大会 Advances in Exercise and sports physiology 5(4)
本研究では、陸上競技部男子短距離選手を対象とし、2ヶ月間にわたって蛋白性物質を摂取させる実験を行い、蛋白性物質投与による生体への影響を血清の生化学的検査から検討した。その結果、必ずしも明確な成績は得られなかったものの、安静時における血中乳酸レベルの有意な低下がみられていた。すなわち、本実験の成績は、蛋白性物質の摂取によって筋疲労の蓄積を緩和することを示唆していた。
鈴川一宏、谷浩充、金子麻奈美、大西崇仁、杉浦克己、山田保、中野昭一
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