Warming up効果の持続時間について
第53回日本体力医学会大会 体力科学 47(6)
W-upについては、従来から多くの研究がなされているが、近赤外分光法を用いた報告はあまりみられない。そこで本研究では、W-upを行った場合その効果がどの程度の時間持続するのか、筋の酸素動態の面などから検討した。 その結果、最大酸素摂取量の50%強度で、15分間のW-upを行った場合、乳酸の除去が早まり、酸素化ヘモグロビンの回復時間が短縮されたことからみて、その後の主運動に対して効果的であり、その効果はW-up終了後15分程度まで持続することが示唆された。
谷浩充、坂元孝子、堤葉子、鈴川一宏、中野昭一
p.803