蛋白性物質の腸管壁通過現象に関する検討
日本体育学会第49回大会日本体育学会第49回大会号
本研究では、機能性蛋白体の代表ともいえるInsulinや、近年、栄養補給という意味からも注目されている比較的分子量の小さなCollagenなどの蛋白体が、どの程度その機能を残したまま腸管壁を通過するか否かの検討をラットを用いて試みた。実験成績から、少なくとも投与された量の20数%前後が、その機能を維持したまま腸管壁を通り得るものと考えられた。
中野昭一、鈴川一宏、小林正利、谷代一哉、堤葉子、杉浦克己
p.316