長距離走トレーニングが生体内活性酸素バランスに及ぼす影響 第2報 血清過酸化脂質の変化
第53回日本体力医学会大会 体力科学 47(6)
本研究では、駅伝選手を対象とし、生体内で産生される活性酸素と抗酸化機構とのバランスを検討することを目的に、血中の過酸化脂質としてチオバルビツール酸反応物、そして抗酸化物質等について長期にわたって測定し検討した。その結果、酸化的ストレスがかかる時期には活性酸素種の産生が高まるものの、抗酸化物質の影響により、脂質を過酸化する働きが抑えられると考えられた。
鈴川一宏、熊江隆、山崎享子、木村直人、伊藤孝、中野昭一
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