相撲競技者における朝食摂取の有無が好中球機能に及ぼす影響
体力・栄養・免疫学雑誌25(3) 239 -247
本研究は相撲競技者における朝食摂取の有無が稽古後の好中球機能の変化に及ぼす影響について調査した。大学相撲選手を対象とし、身体組成値、調査前3日間の栄養摂取状況、血液生化学検査、免疫グロブリン(IgG)及び補体(C3)、好中球機能として、ROS産生能及び貪食能、血清オプソニン化活性を測定した。相撲選手は連日の稽古と過密な試合日程を余儀なくされるため、日々の稽古による免疫機能の保持は体調管理の点で重要である。その点からも、相撲選手による朝食摂取の重要性が示唆された。
伊東良、沢田かほり、高橋一平、齋藤一雄、福井真司、樗木武治、竹石洋介、矢野智彦、谷本歩実、生嶌健也、中路重之
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