本研究では,“からだのおかしさ”を克服するために,子ども自身が自らの“からだの科学者”,“からだの主人公”として育っていくための「からだの学習」を創造することを目的として,子どもたちが“からだ”に関して,どのような疑問を抱いており,どの程度の知識を有しているのか,また,生活や体調はどのような状況にあるのかについて検討した.加えて,それらの実情に対して,学校教育ではどのような学習内容を用意しているのかについても検討した.なお,本研究は,日本学校保健学会・平成16・17年度学会共同研究の採択を受けて行われたものである.